ブラック施設を避けるためには

介護職から別の勤務先へ転職する場合、その施設が本当に今の職場よりいい環境なのか判断するのはかなり困難です。また「仕事が辛い」「給与が少ない」と問題がありますが介護施設はどこも同じなのでしょうか。「ブラック企業」と呼ばれる労働基準法を守っていない勤務形態をしている会社はある一定数あります。もし、今ブラックな施設に勤めている、と感じているなら次の点があてはまるかどうか確認してみましょう。

ブラックな施設の特徴の1つは「労働時間」です。労働基準法では休日の日数、1か月あたりの労働合計時間、休む時の交代要員などが細かく決められています。介護職はシフトで組まれている事が多いので誰が何時間働いたか把握するのは人事の人だけではなく自分自身でも行ってください。もし、あなたの労働時間が週40時間を超える勤務をしていたら、超過労働に値します。
休みが取れにくい雰囲気、休んでも代わりがいないといわれる、なども立派な労基法違反です。介護職は大人の入浴介助など力仕事も多い職種です。しっかり休みをとる必要があります。これらを無視して運営しているようならブラックな施設と言えるでしょう。

ブラックな施設は、労働者の法の順守に無頓着です。中には、人員配置を守らないような施設も存在するようです。ブラックな施設は口コミや働いている人達の雰囲気である程度知ることもできます。面接後に施設を見学してみるのもブラック施設への転職を防げる方法の一つです。